鏡を見たとき、ふと「前より疲れて見えるな」と感じたことはありませんか。
寝不足や年齢のせいにしがちですが、
実際はもっと深いところで“顔の土台”が変化しています。
顔も身体と同じように「支えられている」👩🦰
顔の構造は身体と同じです。
頭蓋骨という土台の上に筋肉が重なり、その上に皮膚があります。
20代を過ぎたあたりから、骨の密度や弾力が少しずつ低下し、
その上にある筋肉を支える力も弱まっていきます。
すると皮膚の位置がわずかに下がり、
目の下のたるみやクマが出やすくなります。
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👁️ たるみの正体は「眼輪筋のストッパー機能」
目のまわりを囲む「眼輪筋(がんりんきん)」は、
まぶたを閉じるだけでなく、
眼球のまわりの脂肪を支えるストッパーのような役割を持っています。
この筋肉が弱くなると、奥にある眼窩脂肪(がんかしぼう)を押さえられなくなり、
脂肪が前に押し出されて見えます。
それが“目の下のふくらみ”として表に出てくる。
姿勢が崩れて血流が悪くなると、
このふくらみがむくみと合わさってさらに強調されます。

クマの原因は「血流」と「筋肉の薄さ」
クマにもいくつか種類がありますが、
青く見えるタイプは血流不良と筋肉の薄さが関係しています。
眼輪筋の奥には細かい血管が走っており、
血の巡りが滞ると酸素が不足して血液が暗くなります。
筋肉と皮膚の層が薄くなると、その血管が透けて見えやすくなる。
・長時間のスマホやPC
・猫背や巻き肩
・更年期による循環の低下
・冷えや睡眠不足
こうした生活の積み重ねが、少しずつ目元の印象を変えていきます。
眼輪筋を「使えるようにする」
筋肉は、意識して動かすことで必ず反応してくれます。
表情筋も同じ。
美容よりも先に、“動かせる状態”に戻すことが大切です。
▶︎ 眼輪筋を呼び戻すエクササイズ
① 目だけで笑う
口角を動かさず、目のまわりだけで微笑む。
頬が少し上がるくらいで10秒キープ × 3回。(頬が動かないように手を添えてもいい)
② 下まぶたリフト
眉を上げずに下まぶたを持ち上げるように閉じる。
下の筋肉がプルッと動くのを感じる。5秒 × 5セット。(意識的動かそう!の感覚で十分です)
③まぶたのスロートレーニング
まぶたを半分閉じた状態からゆっくり開く。(おでこのしわよらずに行う)
まばたきをコントロールする感覚を意識する。
④おでこの骨あげ
片手をおでこにつけ、押し上げるようにおさえ、もう片手は後頭部(後髪の生え際あたり)に当てて 目とじたまま10秒キープ。中央/右/左で行う
1日1分でも続けることで、
血流が促され、筋肉の厚みが戻っていきます。
「取る」より「支える」
最近は脂肪を取る美容手術も増えています。
一時的な改善にはなりますが、
支える筋肉が弱いままだと再び下に流れてしまいます。
脂肪を取りすぎると、上まぶたが落ちくぼんで見えることもある。
根本的な解決は、支える力を取り戻すこと。
それが、顔の構造を整えるいちばんの近道です。
顔と身体はつながっている
顔の筋肉だけを鍛えても、
首や肩が固まっていると血流が滞ります。
巻き肩や猫背は頭の位置を前にずらし、
顔まわりに常に負担をかけます。
身体全体のバランスを整えることで、
顔の印象も変わっていきます。
ふと街を歩いていて、
あの人きれいだな、素敵だなと思う瞬間がある。
それは、しわがないとか、スタイルがいいとか、
そういう表面的なことじゃない。
表情がいきいきしていて、
どんよりせず、晴れやかな顔。
体が丸まっていなくて、すっと立っている。男女かぎらずの話です!
📍 BumpUp Pilates 川口店
埼玉県川口市栄町3-9-18(川口駅東口徒歩4分)