
- ピラティスの効果と限界
「ピラティスって、ヨガみたいなものでしょ?」
よくこんな声をいただきます。
確かに見た目は似ている部分もありますが、その目的や効果は大きく異なります。
ピラティスは、第一次世界大戦中にジョセフ・ピラティス氏が考案しました。
負傷した兵士が戦場に復帰できるよう、ベッドのスプリングを使って行うリハビリ運動が始まりです。
そのため、元々は回復と機能改善を短期間で実現することが目的でした。
ヨガは呼吸や瞑想を通して心身のバランスを整えることが主眼で、静的なポーズが中心です。
一方ピラティスは、「正しい身体の使い方を脳に学習させる=モーターコントロール」を目的とします。
背骨の動かし方、骨盤のわずかな傾き、呼吸の仕方、頭の位置まで細かく調整していきます。
巷でよく耳にするのが、
「ピラティスってストレッチでしょ?」
「動くヨガみたいなもんでしょ?」
「体幹トレーニングだよね?」
「筋トレに似てるよね?」という声。
確かに、これらの要素も含まれますが、本質は動きそのものの再教育です。
脳と身体を繋ぎ直し、効率的で安全な動作パターンをインプットすることで、腰痛・肩こり・膝の不調からスポーツパフォーマンスまで幅広く改善が見込めます。
スポーツ選手やサーカス団員、ダンサーも幅広くピラティスを習慣化しています。
•姿勢や動作の改善
•筋トレとストレッチを同時に行える効率性
•背骨・骨盤・呼吸・頭の位置などの細かい調整
•可動域を広げつつ安定性も高める
・アウターとインナーマッスルをバランスよく鍛えられる
特に、運動や姿勢の使い方が分からない方、または運動すると痛みが出る方に効果的です。
腰痛や肩関節の不調、スポーツ選手のパフォーマンス向上など、現場でも幅広く活用されています。
ただし、ピラティスにも限界はあります。
•組織の癒着や関節の強い硬化
•生まれつきの骨の変形(構築性側弯症等)
これらはピラティスだけでは100%の改善が難しく、徒手療法(施術)や医療的アプローチとの併用が必要になります。
また、極端に筋力が弱い方や短期ですぐにでも筋力上げたい方は最初にウエイトトレーニングで基礎筋力を上げるか併用がおすすめの場合もあります。
Reborn Pilatesでは、従来のピラティスに有酸素運動や適切な負荷をプラス。
現代人不調に適しているメニュー考案
これにより、緩やかな筋力アップと動きの質の向上を同時に実現します。
筋トレのような急激な負荷は避けつつも、着実な変化を求める方に向いています。ダイエット効果ももちろんあります。
•正しい姿勢や動作を身につけたい
•運動すると痛みや違和感が出る
•スポーツや日常動作の質を高めたい
•動きのクセを根本から改善したい
身体の可動域を広げたあとに新しい動作パターンを脳に覚えさせる
これがピラティスの真価です。
慣れれば、ピラティスのみで整えられる体を目指せます。
皆さんへ
このブログにたどり着いた時点で、すでに“変わろう”というサインを自分に出しているのかもしれません。
Reborn Pilatesは「動きを正す」ことで、皆さんが本来持っている可能性を引き出すメソッドです。
変化は特別な誰かのものではなく、正しい方法を選んだ人に必ず訪れるもの。
その可能性を、ぜひ一緒に形にしていきましょう☺